空腹時にお酒を飲むと酔いやすい?
空腹時にお酒、大丈夫?
お酒を飲みながら、しっかりおつまみを取ることで二日酔い防止につながります。
例えば、乳製品。
乳製品にはアルコールの分解酵素の働きを促すタンパク質やビタミンが豊富に含まれています。
タンパク質やビタミンには、肝臓の働きを助けるという効果もあります。
ただ、「お酒を飲む前に牛乳を飲むと胃の粘膜を牛乳が守る」
と言う話もありますが、それほどの効果はないようです。
アルコールは摂取したあとは体のどこへ吸収されるのでしょうか。
通常、水分を摂ると胃から十二指腸へ、そして小腸から大腸へと送られます。
摂取後に胃では吸収されず、腸に入ってから吸収されます。
一方、アルコールは胃で約30%、腸で約70%程度が吸収されます。
ですから、胃の中に食べ物があると、食べ物でアルコールがせき止められ?
胃でアルコールが吸収される分、腸に流れるアルコールは少なくなります。
胃の中に食べ物がなければ、せき止められないアルコールはそのまま胃から腸へ流れていきます。
その結果、肝臓のアルコール分解速度が追いつかず、そのまま直接アルコールが腸に吸収されます。
アルコールの血中濃度が急に高くなれば、いつもよりも酔いが早く回る。
空腹時にお酒を飲めば酔いやすいのは必然なんですね。
また、お酒で胃の粘膜を傷つけてしまわないようにも、しっかりとつまみを食べることを心がけましょう。