イッキ飲みの危険性
イッキ飲み、やってませんか?
歓送迎会が盛んな季節、気をつけたいのが急性アルコール中毒。
イッキ飲みの強要、昔に比べ減ってはいてもいまだに後を絶たないようです。
イッキ飲みで大量のアルコールを摂取すると血中のアルコール濃度が
「一気(イッキ)」に上がり、「泥酔・昏睡」を引き起こします。
最悪の場合、呼吸困難など重篤な状態に陥り、死に至る場合も・・・
アルコールを過剰摂取すると麻痺は大脳辺縁部から呼吸や心臓の働きを制御する脳幹部にまで進み、最終的には生命維持にかかわる脳の中枢部分までもを麻痺させてしまい、呼吸機能や心拍機能を停止させて死に至ります。血中アルコール濃度が0.4%を超えた場合、1~2時間で約半数が死亡するそうです。上述のように急性アルコール中毒は、エタノールによる脳の麻痺が原因であり、その症状は摂取したエタノールの量と血中のエタノール濃度に比例します。
上記をふまえ、イッキ飲みは死に至る危険な行為であることを自覚しなくてはいけません。
特に、イッキ飲みが問題になる未成年者は注意が必要です。
未成年者の未成熟な肝臓は、アルコールの分解酵素が大人に比べて少なく、
アルコールを大人と同様には分解できません。
そのため、イッキ飲みすることで血中アルコール濃度が「イッキに」上昇し、
急性アルコール中毒になる確率が高くなります。
日本の法律では、未成年の身心の発達に影響を及ぼす20才未満の飲酒を禁止しています。
急性アルコール中毒を防ぐためにも、周囲の大人の見守りが必要ですね。